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UNITYBELL
株式会社ユニティーベル

学校の先生による「スクールナビ 算数ひろば」の活用実例

教材概要 音声とアニメーションをふんだんに使って、小学校5~6年生の算数を楽しくわかりやすく学んでいく自己解決型の学習ソフト。「例題」「練習問題」「まとめ」「確認テスト」の4つのパートで構成。
実践者 東京都江東区大島中央小学校 高橋修先生 (実践当時)
教科 小学校算数
使用機器 PC12台
算数ひろばイメージ

ソフトウェアの特徴と利用上のメリット

解説、説明がていねいで、各自のペースで学習を進められる
段階をおって説明されるため、自分のペースで学習できる。また、説明も、音声、アニメーション、文字など、多角的に挿入されている。

操作しながら問題を解くようになっている
金額を求める問題があれば、実際にお金を画面上で扱うなど、疑似体験をしながら考えるような構成になっている。

対応する学習指導要領の内容

小学校算数・5年/D数量関係(3)数量の関係や法則などを式で一層簡潔にかつ一般的に表したり、式をよんだりすることができるようにする。

指導目標未知の数量をχとして数量関係をχを用いた式に表し、χを求めることができる。

学習指導略案

単元指導計画(全体時間5時間)

(1)文字を用いると日常の事象を簡潔に表現でき、文字を積極的に用いようとする意欲をもつ。
(2)未知の数量をχとして数量関係をχ用いた式に表し、χを求めることができる。

本時の目標と展開(本時はその3、4時間目)

コンピュータを活用して日常の事象をχを用いた式にし、χを求めることができる。

学習活動 機器、教材・教具 指導上の留意点
(1)例題1の問題文を読みχを用いた式にし、それを求めるという学習の目当てをつかむ。
・コンピュータの説明を聞きながら問題を解決する。
・説明を最後まで聞く。
・必要に応じてノートに大事な事を記録する。
・誤答の場合は、そのわけをグループ内で話し合い、その後コンピュータの説明を聞く。
・コンピュータ(2~3人1台)
・必要に応じてお金の模型を用意する
・問題文を各自ノートに書かせる。
・問題文から求めるべきものは何かを考えさせる。
・いきなり文字式にしないで、言葉の式で考えさせる。
・画面の操作はマウスででき、ドラッグ・アンド・ドロップなどの操作方法を演示する。
・解決できない質問には、ヒントが用意されていることを知らせておく。
・安易にコンピュータの説明・解説・ヒントを聞くことがないように出来るだけ時間をかけて考えさせる。
(2)例題2を解く。
(3)各自文章題をつくる。画用紙に書き発表・掲示する。 ・問題以外に、ヒント、解答例を書かせる。
・イラストなどを使いながら説明させる。

授業実践例

コンピュータ活用の意図

本単元は関数的な考え方の育成をはかる上でも重要な意味を持つ。今まで、児童は□や△を用いて式に表すことを学習している。式を表す手段として□や△から文字(χ)に変えることは、子供にとってより抽象的な思考に進むことを要求される。
子供は、具象から抽象へと思考を深めるわけであるが、いきなり文字を用いて指導を進めることよりも、具体的な操作を多数経験することで、変化する量を文字(χ)へと置き換えることの理解が容易になる。
したがって、本単元ではより具体的な操作、視覚化を意図的に行いながら子供に関数的な考え方を教えていく必要がある。
しかしながら、実際の授業場面では具体物を操作しながら考えを深めることには、時間の制約、教材の確保などに限界がある。コンピュータを本単元で活用する意図は、その限界を取り去ることにある。本ソフトはマウスを操作しながら画面上のお金等の具体物を移動させたり、増やしたりするなかでゲーム感覚で楽しく学習を進める利点がある。
また、説明が、文字だけではなく、音声、アニメーションなど多角的に詳しくされることや、何度でも自分のペースで学習でき、類似問題、練習問題と段階に応じて学習を深められるなど、理解の早い児童や遅れがちな児童子供一人一人に合った学習を進められる。

指導のポイント

(1)求めるものをχに置き換えて式を立てる
まず、例題1において求めるものが何か確認する。次に、χを使った式を立式する前に、言葉で式を立てさせる。未知数が何であるかをしっかりとおさえて、言葉で立てた式に当てはめて、χを用いた式を立てる。
妹のもっているお金×3=姉のもっているお金+300
χ×3=1500+300
本ソフトはパソコンと対話しながら学習を進めると、自然に理解できる様な構成になっている。
その後は、教師は机間指導を中心にしコンピュータの説明を聞いても理解できない児童を中心に支援する。ヒントを呼び出すボタンがあることを示し、そのヒントを呼び出し考えさせる。マウスを用いて画面上で物を移動させる場面では、移動する位置が多少ずれていると正解であっても、移動できないことがあるので正しい位置にドラッグ・アンド・ドロップをするよう指導する。
本ソフトは、マウスですべて操作ができるように構成されているので、コンピュータの知識が無くても使用可能である。また、問題の解き方について段階を追った説明がていねいに用意されている。その際、子供によっては、説明を最後まで聞かずにスキップして先に進む傾向があるので、説明やアニメーション場面は最後まで見たり聞いたりすることを事前に指導する必要がある。一般的に、文章だけの説明では、面倒がり読まずに先に進める児童が多いが、音声による説明のため、説明を聞かずにスキップする児童はあまり見あたらない。
本ソフトの良さは、解答に至る説明のていねいさにあるので、その良さは十分生かすようにしたい。

(2)自分のペースで学習する
例題が2問終わると、まとめ、練習問題、最後に、確認テストと順を追って学習を進めるように構成されている。
練習問題は、ただ答えを入力させるだけではなく、その答えに対するKRメッセージがすぐに出るようになっている。さらに、具体的なヒントが用意されているので、その子にとって問題が難しい場合でも、安心して児童は自分のペースでじっくりと問題に取りかかることができる。
練習問題、確認テストともにレベルが3段階になっているのでこれも、時間を見ながら、子供の選択に任せることが肝要である。
理解力によって、履修時間に差が出るが、子供の主体的な学習をうながす機会にもなる。教師は、極力援助にまわり子供の学習ペースを尊重するように気をつけたい。

児童の反応

一人一台のパソコンで学習することが理想である。本校では、12台しかパソコンがないため、今回の実践では3人で1台の使用割合になり、完全に個人の学習ペースにはできない事情があった。しかし、理解度でグループを合わせるなどの配慮をすれば、ほぼ同じ様な学習ペースで学習を進められることがわかった。
子供の授業後の感想では、
(1)説明がていねい
(2)アニメーションなど楽しくわかりやすい
(3)声が出て説明してくれるのでわかりやすい
(4)キャラクターがかわいらしい
などの好意的な反応が多かった。

日の出イメージ