今回のインタビューは、直流給電に対応する次世代供給ラインの開発と普及に取り組む、株式会社ディサプライング様です。
ワッショイ委員会では、ワイヤレス技術を生かした「DSホットマグ」の販売促進に協力させていただきました。
代表取締役COO・斎藤 茂彦様にお話を伺いました。
Q.あらためて「DSホットマグ」の特徴をお願いします。
クレードルに専用マグを置くだけで中の飲料を一定温度に保ち、スマートフォン(※)を置けば充電機にもなる、いち早く未来のコードレス社会を体感できる商品です。MADE IN JAPANにこだわり、安心・安全、使いやすさを追求、NIPPON QUALITYを実現しました。
日本国内での製造にこだわり、内側のステンレスは、日本屈指の磨き技術を持つ、新潟燕三条の企業が製作し、外のプラスチック部分は哺乳瓶にも使われる、安全性の高い素材を採用しています。
DSホットマグ
※耐久テスト(連続使用)1000時間、落下試験に防水試験と、品質検査に関しては高い基準で実施。
Q.商品開発のきっかけは何ですか?
現在多くの人がWiFiなどのワイヤレス通信を利用していますが、電気製品の電源はいまだに電源ケーブルを使用しています。この電源ケーブルの接続は煩わしくて美観を損ねます。
ワイヤレス給電は、充電や給電にケーブル接続が不要、スマートで安全なライフスタイルを提供できるというメリットがあります。
私たちは「食」の空間にも、ワイヤレス技術を生かした商品を開発し、スマートで新しいライフスタイルを提案したいと考えました。
また、冷めた飲み物をいれなおしたり、レンジで温めなおしたり・・・これはエネルギーの無駄遣いです。省エネの観点からも価値のあることだと考えています。
Q.商品開発で苦労したのはどういった点ですか?
顧客ターゲットに合わせたデザイン作り、
また、それに合わせた販売価格の設定と製造原価の管理です。
Q.ワッショイ委員会の販売支援についてどのようなことを感じましたか?
顧客ターゲットに合わせた販促物作り、訴求軸、コンセプトの大切さを感じました。
商品開発時にもターゲットやコンセプトはしっかり設定しておりましたが、
実際に売るためには、マーケティングに基づいて、ターゲットやコンセプトの修正や転換の必要性も出てくることを学びました。
お客さまあっての商品。プロダクトイン的な商品ではなく、マーケットイン的な商品が求められます。
ニーズを捉え、いかに訴求できるかなど、商品開発の初期から作り上げる必要があると痛感しました。
Q.販売支援前と後で社内の変化はありましたか?
マーケットリサーチの重要性を改めて感じ、新商品開発ではその経験を活かすことができています。
Q.今後の展望などを教えてください。
日本の伝統工芸を取入れたデザインの採用、その商品を海外に紹介していきます。
バッテリー内蔵型クレードルをラインアップに加え、コードレスを体感できる商品を提供していきます。
現在、マグだけになっている受電機器のラインアップを拡充します。
以上です。ご協力ありがとうござました。
この企業様への具体的な販売支援のようすは次のページでご覧いただけます。
⇒ 販売支援の事例・実績
株式会社ディサプライング
http://d-supplying.com/
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